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i岩手県陸前高田市気仙町の高台に曹洞宗の寺院 今泉山 龍泉寺があります。
龍泉寺は東日本大震災による津波で本堂をはじめ鐘楼堂などの堂宇が全壊しました。
震災より10年、かつて愛宕山という山だったこの地は震災復興の象徴とされた嵩上げ造成の土砂搬出の地で、
現在は高台造成区画整理により、学校、保育園、住宅地など整備が進んでいます。
その高台の一角、土砂搬出口跡近くの市内を一望できる場所に建立されました。
木造入母屋造、軒唐破風瓦葺きで、延面積247㎡の本堂です。
主要構造材には主にスギ、ヒノキ、ケヤキ材を使用しています。
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今泉山 龍泉寺の天正九(1581)年の開創とされ、市内普門寺の末寺にあたります。
開創当寺は矢作村鶴崎城内にあって、開基は同城主矢作大膳大夫重慶とあり、「白濤山」と号していました。
その後、現在地に移転建立して山号も「今泉山」と改められています。
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本堂正面右手渡り廊下を挟んで脇玄関があり、トイレ、住職執務室等があります。 |
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本堂新築工事の他に、須弥壇を自社で製作、取付させていただきました。主材に欅材を使用しています |
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本堂にある殿鐘は当寺八世自喚広誉代に寄進されたもので、正徳二任辰年(1712)三月十五日、施主として当寺開基矢作大膳大夫重慶の子孫である矢作久右衛門他七名の名前が刻まれています。
鋳造者は東山下奥玉村の田名綱七郎兵衛藤原彗恒の名が刻まれています。 |
■ 工事概要
本堂新築工事
須弥壇、香台製作・取付工事
その他殿鐘金具製作 |
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