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【参考資料】













仏教の主な宗派と本山


法相宗(ほっそうしゅう)

中国で玄奘三蔵の弟子・慈恩大師が開創した。日本へは唐に留学した僧・道昭らが伝えた。万物は心の表れであると考え、あらゆる事物(=法)の姿(=相)を追求することを説く。
南都六宗の一つで、奈良仏教の中心的役割を担った宗である。

【本山】
 興福寺 /奈良県奈良市登大路町48


華厳宗(けごんしゅう)

南都六宗の一つ。華厳経を経典とする。
毘盧舎那仏が万物を生かす物事の根源であるとした。日本での宗祖は良弁で、鎌倉時代には明恵が活躍した。

【本山】
 東大寺 /奈良県奈良市雑司町406-1


律宗(りっしゅう)

戒律(仏教の規則や修行の指針)について研究・実践する。南都六宗の一つに数えられる。
戒律は中国唐代の僧・鑑真によって日本に伝えられた。本山である唐招提寺は、鑑真を迎え、戒律を学ぶ人たちの場として建立されたものである。

【本山】
 唐招提寺 /奈良県奈良市五条町13-46


高野山真言宗(こうやさんしんごんしゅう)

唐で本格的に密教を学んだ空海が開祖。
人はその身のままで仏と一体であるとする「即身成仏」の思想を持ち、息災延命や五穀豊穣などを願い、さまざまな加持祈祷を行うのが特徴。

【本山】
 金剛峰寺 /和歌山県伊都郡高野町高野山132


天台宗(てんだいしゅう)

伝教大師最澄が唐の天台山から相伝し、開かれた宗派。
法華経は誰もが究極の平安に至る唯一の乗り物であるという「法華一乗」の教えを中心に、加持祈祷を伴う密教や座禅、戒律、念仏などの総合仏教の性格を持つ。

【本山】
 比叡山延暦寺 /滋賀県大津市坂本本町4220


時 宗(じしゅう)

法然の曽孫弟子に当たる一遍が開祖。
浄土系宗派では、阿弥陀仏への信仰が中心とされるが、時宗では阿弥陀仏を信じるかどうかにかかわらず「南無阿弥陀仏」と称えさえすれば、救われるとする。


【本山】 
清浄光寺(遊行寺) /神奈川県藤沢市西富1-8-1


浄土宗(じょうどしゅう)

仏法が滅びて世が乱れる「末法」が到来したと考えられていた平安時代末期「末法の世には、人はただ念仏を称える以外に救われる方法はない」として、法然が開宗。浄土宗では主要な教えとして「専修念仏」を説き、広く受け入れられていた。

【本山】 知恩院 京都市東山区林下町400



浄土真宗(じょうどしんしゅう)

真宗大谷派

宗祖は親鸞、実質上の開祖は教如。本願寺派と教えは同じだが、習慣などに違いがある。

【本山】
東本願寺 /京都市下京区烏丸通七条

浄土真宗本願寺派

准如が開いた浄土真宗の宗派。絶対他力の教えを持ち、ひたすら念仏を称えることを説く。
【本山】
 西本願寺 /京都市下京区堀川通花屋町



融通念佛宗(ゆうずうねんぶつしゅう)


良忍上人が開創。
融通念佛とは、「一人の念仏は小さくても念仏が相互に融通して大きな力となる」とし、念仏を唱えることが善行の根本であるとする。

【本山】
大念佛寺 / 大阪市平野区平野上町1-7-26


臨済宗(りんざいしゅう)


鎌倉時代、宋に渡った栄西らによって日本に伝えられた。
坐禅修行を行うほか、師と弟子とで禅問答を行い、悟りを開くことを目指す。


【本山】 建仁寺 / 京都市東山区大和大路通四条下小松町


日蓮宗(にちれんしゅう)


1253年に日蓮が開宗。
法華経を教えの根源とし「南無妙法蓮華経」と題目を称えることによって釈迦のすべての功徳を自然に譲り受けて成仏できると説く。

【本山】
身延山久遠寺 / 山梨県南巨摩郡身延町身延3567


曹洞宗(そうとうしゅう)


道元の「修証一等」(修行と悟りは同じこと)の説に基づき、「只管打坐」(ただひたすら坐ること)を重んじて、主に坐禅修行を行う。

【本山】
永平寺 / 福井県吉田郡永平寺町志比5-15


黄檗宗(おうばくしゅう)


中国・福建省から日本に招請された臨済宗の僧、隠元が開創した禅宗の一つ。
坐禅行のほか、念仏禅も行う。儀式や経典の発生などは、すべて中国で行われていたものを継承しているのが特徴。

【本山】
 萬福寺 / 京都府宇治市五ヶ庄三番割34

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