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月泉禅師開山の寺院
龍雲山 大祥寺
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大祥寺は、文和四年(1355)に月泉禅師によって開山、寺名は「黄龍山 龍雲寺」と称したと云われています。
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美しく整備された参道を通り、重層の山門をくぐると正面の本堂を中心に、客殿と庫裡は配され、左側には、十一面観音を祀る観音堂や墓地が広がっています。
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開基は中村館下中村和泉守平信房、苅明館主千葉越中守平胤資、金沢北館主熊谷丹波守胤直で、いずれも大祥寺の寺領の寄進や七堂伽藍の建立に貢献したと云われています。 |
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本堂の東側、小高い丘の上にひっそりと鐘楼堂が建っています。
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柱、虹梁、などの構造材には欅を使用しています。
屋根は銅板の一文字葺きとなっています。 |
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本堂西側に三間四方のお堂があります。この中には、木造十一面観音立像が安置されています。
木造十一面観音立像は、峠城主 寺崎氏一族の守護仏といわれ、高さ166㎝のカヤ材を使った一木造りで平安時代末期の作とされています。
昭和二十九年に岩手県の重要文化財の指定を受けています。また奥州三十三観音霊場の十七番札所として信仰を集めています。 |
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